買取価格・期間など

今年度の買取価格は以下のとおりです。買取価格・期間は調達価格等算定委員会の意見を聴いて年度ごとに見直しが行われます。(一度売電がスタートした方の買取価格・期間は当初の特定契約の内容で『固定』されます)

買取価格は、以下2点のうちいずれか遅い時点での価格が適用されます。

・接続の検討にあたり不可欠な設備の仕様、設置場所及び接続箇所に関する情報(*)がすべてそろっている接続契約の申込みの書面を電気事業者が受領した時(申込みを撤回した場合に、接続検討に要した費用を再エネ設備設置者が支払うことに同意していることが必要です。ただし、10kW未満の太陽光は除きます)

* 具体的には、電力系統利用協議会(ESCJ)のルールにおいて、「検討に必要な発電者側の情報」として記載されている情報に準じた情報をいいます。

・経済産業大臣の設備認定を受けた時 買取期間は、特定契約に基づく電気の供給が開始された時から起算します。(試運転期間は除きます)。

 

太陽光 10kw以上 10kw未満 10kw未満
(ダブル発電)
調達価格 37.8円 38円 31円
調達期間 20年間 10年間 10年間

 

 

国の補助金について

今年度の国の補助金は、1kWあたり1.5〜2万円。仮に8kWのシステムを設置した場合、総額は12〜16万円になります。
*総発電量が10kW未満の場合

 

自治体の補助金について

自治体の補助金は国とは違い、各自治体がそれぞれの日程で補助金を発表します。一般的に国の補助金よりも金額は少なめ(数万円程度)で、予算枠も限られているため、もらえればラッキーくらいの期待値で考えている方が多いようです。しかし今年度も、さまざまな自治体で太陽光発電の普及に努める動きがあります。自治体は総じて補助金の募集開始から終了までの動きが早いので、ぜひこまめにチェックしてみて下さい。

 

設置価格の費用の目安は?

太陽光発電システムを設置するのにかかる費用は、ご家庭の環境や施工店の見積もりによって様々ですが、ひとつの目安として「1kWあたり50万円以下」という目安があります。何故「1kWあたり50万円」かというと、国が補助金提供の条件として、ソーラー・パネルの出力1kWあたりのシステム価格に上限を設けており、 設置工事業者は、この上限金額以内でシステムを販売しないと、国の補助金がもらえなくなってしまいます。なのでこの「1kWあたり50万円」がおおよその費用を決める目安となるのです。例えば、8kWの発電能力がある標準的な太陽光発電システムを導入する場合は「50万円×8=400万円」となります。そこへ国からの補助金として「1.5〜2万円/kW」が支給されるので「12〜16万円」分の費用が引かれて、設置費用が安くなります。また、お住まいの地域によって、都道府県や市区町村が補助金を提供してくれる自治体もありますので、さらに設置費用が安くなることもあります。

 

定期点検やメンテナンスはどのくらいの頻度?

太陽光発電システムは、メンテナンスの必要性が低くトラブルが起きにくいと言われていますが、機械である以上絶対に必要ないとは言えません。アフターケアにきちんと対応してもらえる業者に設置してもらい、発電量の変化に注意を払いながら、約4年に1回程度の定期点検を実施しておけば、大きな問題に発展することはないでしょう。また、定期的な清掃に関しては、さほど神経質になる必要はありません。ソーラー・パネルは傾斜をつけて設置されるため、ホコリや砂などが一時的にモジュールの表面に付着しても、雨が降るとほとんどは自然に洗い流されます。しかし、鳥の糞などの頑固な汚れは落ちにくいので掃除をする必要がありますが、転落の危険もありますので業者に依頼するのがよいでしょう。

 

天候で発電量はどれくらい変わりますか?

快晴時…約5kWh/㎡・日

曇り…約2~3kWh/㎡・日

雨天…約0,6~1kWh/㎡・日

昼12時頃が最大となります。

 

停電や地震、災害時にも使えるのをご存じですか?

太陽光発電システム側が発電状態にあれば、自立運転に切り替えることで停電時自立運転用コンセントを利用することができます。この自立運転コンセントの容量には限度があり、1,500Wが上限です。
注意点として、夜間の使用はできません。また、雨天・曇天時には小容量の電気機器にしか使えない、もしくは使用できない場合があります。自立運転の電力は不安定なので、人命に関わる機器には使用できません。